今や一家に1室の必需品となりました【お風呂】

入浴用語辞典 | SITEMAP

ふろっぐ&だっくの「湯ったり入浴タイム」

お風呂

 

お風呂はあなたにとってどんな場所ですか?という質問をされたら、どのように答えますか?
そんな質問の答えでは、「体を洗う場所」「疲れを取る場所」「体を温める場所」「リラックスする場所」などの答えを挙げる方は多いかもしれませんね。

昔は「銭湯」があって、家にお風呂のない時代もありましたが、今ではお風呂のない家の方が珍しいと言ってもいいのではないでしょうか。
それだけお風呂は私たちの生活には身近な存在となってきているのです。
買い物に行くと、入浴剤やバスグッズを目にする機会も多くなりましたし、ショールームなどに行くと、お風呂コーナーも広く取られていますし、現代人のお風呂志向は年々手かまってきていると言ってもいいかもしれませんね。
現代人は昔のゆったりとした生活とは違って、日常生活には様々なストレスがてんこもりです。そんな環境もあってか、最近では、お風呂は従来の「体を清潔に保つための場所」という目的に加えて、「体だけでなく、心も癒す場所」としてお風呂を重要視する人も増えてきているようです。

では、住まいには欠かせない場所「お風呂」について詳しくご案内していきましょう。

お風呂の語源は?

「お風呂」とは、入浴に使う浴槽やその浴槽がある部屋のことを指します。浴槽そのものを風呂と呼ぶ場合もありますし、その部屋(室内・設備)全体を風呂と呼ぶ場合もあります。
入浴のための空間は「浴室」とも呼びますが、「風呂」という言葉は、浴槽と浴室のどちらの意味にも使えるとても便利な言葉なのですね。
それにしても、この「風呂」という言葉。なんだか変わった言葉ですよね?
風呂は家の中にあることが多いものなのに、「風」という字が使われているというのも不思議です。
「風呂」という言葉の由来にはどんなことがあるのでしょうか?
「風呂」の語源には2つの説があるようです。
ひとつは、昔冷蔵庫などなかった時代に食べ物などを貯蔵しておくために使っていた保管場所を「室(むろ)」と呼んでいたことから生まれた言葉だという説です。「むろ」から「ふろ」という音に変化して行ったということですね。
「室」は、奈良時代には既に使われていたという記録が残っていて、洞窟や茅葺などの熱のこもりにくい構造の小屋などに、冬の間にできた氷を切り出したものを貯蔵して、天然の冷蔵庫としたのです。ちなみに、氷を蓄えておく室のことを「氷室(ひむろ)」、洞窟を利用した自然の室を「岩室(いわむろ)」と呼びます。
もうひとつの説は、茶道でお湯を沸かすのに使う「風炉(ふろ)」からきているという説です。
江戸時代に刊行された国語辞典「和訓栞説」に「風呂は茶の湯の風炉から転じた言葉である」という記述があり、それが根拠で「風呂」の語源が風炉だという説です。
どちらも釜の形状をしていて、釜の下で火を炊いてお湯を沸かすというのが共通しているという訳です。
どちらの説も、これが決め手となるところがないので、有力な説としてこの2つが同じように語源とされています。

日本のお風呂の歴史

日本列島には昔から火山があり、そのため各地に温泉が湧き出していて、そのような温泉を利用して入浴するという習慣が根付いていました。また、それとは別に自然の洞窟で蒸気を利用した「サウナ」へ入るというのが一般的な入浴方法だったようです。
ですから、昔は風呂と言えば、蒸気を利用した「蒸し風呂」が当たり前だったのです。
今のようにお湯に浸かったり、体を洗い流したりするような入浴の仕方は一般的ではなく、仏教の世界で体を清めるのを目的としていました。入浴という習慣が日本に入ってきたのも仏教を通して中国から伝わってきたのです。そうは言っても、平安時代には既に「風呂」は存在していました。ただし、誰でもが入ることのできた風呂ということではなく、限られた人が使う風呂としての湯屋や富裕層が自宅にしつらえた風呂が多かったようです。

風呂が庶民のものとなってきたのは、日本では中世の頃です。
現代の「銭湯」の原型となる公衆浴場が江戸時代に入る少し前の安土桃山時代のことです。
当時はまだ日本の中心にはまだなっていなかった江戸で、伊勢与一という人物が湯屋を始めたのが銭湯の始まりとされています。
その頃は、湯屋は今のような浴槽スタイルではなく、まだ蒸し風呂が主流でした。
家に風呂があるのは、上流の武士階級の屋敷ぐらいで、庶民のほとんどは湯屋へ行くのが当たり前でした。
当時の銭湯のスタイルは、膝まで湯に浸かるだけの半身浴でした。無衣で湯に浸かるという習慣はなかったので、この頃の銭湯は混浴だったそうです。
今のように肩まで湯船に浸かるようなスタイルのお風呂は、「据え風呂」と呼ばれて、江戸時代初期に登場しました。この当時の風呂は、薪を燃やして風呂釜を直接温めるタイプの風呂が主流で、「鉄砲風呂」「五右衛門風呂」という風呂はこの当時に出現したものでした。
徳川幕府が全国を平定して江戸が日本の中心となると、庶民の文化が花開き、銭湯は庶民の社交場のような存在となっていきましたが、それと共に湯屋は少しずつ形を変えて、男性の憩いの場所ともなっていきました。
季節を感じる風習の「菖蒲湯」や「柚子湯」といった入浴スタイルが生まれたのもこの頃でした。

日本が近代化の道を進み、鎖国の時代が終わり、明治になると、それまでは蒸し風呂で混浴が一般的だった銭湯も、外国からの新しい風が吹き込んで、混浴は禁止という流れになってきました。
そして、今の主流の男女別々の「男湯」「女湯」スタイルで、より近代化した銭湯が誕生しました。
大正から昭和と移り行く中で銭湯のスタイルも固まってきて、現在残っている老舗の銭湯に見られるようなタイル張りの床とカランが取り付けられた洗い場などが備えられるようになりました。
戦後、上下水道が整備されて、環境が整ってくると、一般家庭に風呂があるのも当たり前となってきました。
自宅に風呂が完備されるようになっても、銭湯は数を減らしつつもまだ根強い人気があり、また、温泉を利用した日帰り入浴施設などで入浴を楽しむというのが新たなレジャーとして認識されつつあります。
昔は社交の場という役割を果たしていたお風呂は今は娯楽対象としての新たな役割も加わっているのではないでしょうか。

お風呂ってどんな場所?

このページの冒頭にも書いたようにお風呂は「体を清める場所」というのがまず思い浮かぶことでしょう。
しかし、それだけがお風呂ではありません。
お風呂という場所にどのようなイメージを持っているのか、色々な人の意見をご紹介します。
あなたにとって、お風呂はどんな場所ですか?

【アンケート】あなたにとってお風呂とはどんな場所ですか?
  • 体を清潔にする場所
  • 湯船に浸かって体を温める場所
  • 1日の疲れを癒す場所
  • 美容と健康に欠かせない場所
  • ゆっくりした時間を過ごせる場所
  • 夜寝る前に過ごす場所
  • 体を温める場所
  • リラックスできる場所
  • 子供とコミュニケーションできる場所
  • 自分の好きなこと(音楽鑑賞・読書など)をしながら過ごす場所

 
お風呂雑学講座
 

風呂ふき大根の「風呂」って?

風呂にまつわる料理と言えば、「ふろふき大根」を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。
「ふろふき大根(風呂ふき大根)」は、大根を使ったとてもシンプルな煮物料理です。
ふろふき大根の「ふろ」は「風呂」と書いても構いませんが、だからと言って、お風呂で作る料理という訳ではありません。
ふろふき大根の「ふろ」とは、漆器を作る工程で漆器を乾かす時の貯蔵場所を「風呂」と呼ぶことに由来しています。冬場は漆の渇きがうまくできないので、「風呂」の中で大きな釜を使って湯を沸かし、蒸気を利用して調整を行っていました。その時にただ釜にお湯を沸かすだけではもったいないと思ってかどうかは分かりませんが、釜に大量の大根を入れて茹でて、それを近所に配ったのだそうです。それで、その「風呂」で「吹き」込みに使った大根ということから「風呂吹き大根」という名前で呼ばれるようになったのだとか。
しかし、今では「ふろふき」と言うのはその調理方法を指す意味となっています。
冬に旬を迎える大根をよりおいしく食べられるふろふき大根は、冬の季節にピッタリの料理ですね。

 
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