レジャーの定番の温泉での入浴【温泉入浴】

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ふろっぐ&だっくの「湯ったり入浴タイム」

温泉入浴

 

日本は、火山列島と言われるぐらい火山が多い国です。
火山につきもののものと言えば、温泉ですね。温泉は、火山の地熱で温められた地下水が湧き出したものです。
日本には昔から続いている温泉がたくさんありますが、最近ではボーリングを行って温泉を掘り当てるなどして、新しい温泉もどんどん誕生しています。
自宅で誰にも気兼ねせずにゆっくりとお風呂に入る入浴もいいですが、自宅のお風呂とは違った大きい湯船で手足を伸ばして、ゆったりする温泉入浴もなかなかいいものです。
ここでは、温泉での入浴についてご紹介します。

温泉ってどんなもののことを言うの?

温泉とは、地下水が地熱で温められたものです。日本では温泉は、1948(昭和23)年に制定された「温泉法」という法律によって定義されています。
温泉法では、次の2つの定義の両方に当てはまるものを温泉としています。

  1. 源泉の温度がそのままで25℃以上ある。
  2. 定められている19の成分のうち、1つ以上の成分が規定の量以上の含有量がある。

2の条件を満たしていても、湯温が低いものは温泉とは呼ばれず、「冷泉」「鉱泉」と呼ばれます。
このように、温泉は温度と含まれる成分によってそれ以外のものと区別されていて、湧出する場所や湧出の方法(自噴かそうでないか)は温泉の定義には関係はありません。

温泉の種類

温泉は、含まれている成分によって主に9つの種類に分けられ、その種類によって、効果のある適応症が異なります。

泉質 特徴 主な適応症
単純温泉
(単純泉)
これと言って突出した成分がなく、含まれている成分の量もあまり多くないので、刺激が少なく肌への負担が少ない温泉です。お湯の色は無色透明。無味無臭。 神経痛、筋肉痛、関節痛、打ち身、くじき、捻挫、冷え性、疲労回復
塩化物泉
(食塩泉)
塩化ナトリウムを含んでいます。なめると塩辛い味がします。
肌についた塩分の効果でコーティングされたような感じになり、湯冷めしにくい温泉です。飲用可能。
外傷、皮膚病、打ち身、捻挫、リュウマチ、更年期障害
(飲用)胃腸病
炭酸水素塩泉 重曹(炭酸水素ナトリウム)を多く含む、アルカリ性の温泉です。
このタイプの温泉は「美肌の湯」「美人の湯」と呼ばれます。飲用可能。
外傷、皮膚病、アレルギー疾患、アレルギー性皮膚炎
(飲用)胃炎、通風、糖尿病
硫酸塩泉 硫酸塩が含まれており、芒硝泉、石膏泉、正苦味泉に分かれています。
血行を良くし、肌を整える働きがあります。飲用可能。
脳卒中、動脈硬化、関節炎、通風、神経痛
(飲用)便秘、じんましん
二酸化炭素泉
(単純炭酸泉)
二酸化炭素がお湯の中に溶け込んでいます。
入浴すると、体に小さい泡がつきます。血行を良くする働きがあります。
お湯の色は無色透明。飲用可能。
高血圧、動脈硬化、心臓病、筋肉痛、関節痛
(飲用)便秘、食欲不振
含鉄泉
(鉄泉)
鉄を含んでいます。含まれて入る鉄の成分が空気に触れて酸化するので、お湯は鉄錆の色(黄褐色や茶褐色)をしています。 高血圧、貧血、痔
硫黄泉 硫黄が多く含まれています。腐卵臭と言われる独特の臭いがします。
刺激が強いので、体の弱っている人や皮膚の弱い人は注意が必要です。
また、銀製品などのアクセサリー類は酸化してしまうので外して入浴しましょう。お湯の色は白濁。
皮膚病全般、リュウマチ、喘息、婦人科系疾患、糖尿病、高血圧、動脈硬化。痔
酸性泉 水素イオンを多く含み、pH3以上の強い酸性の温泉です。強い殺菌力を持っています。刺激が強いので、入浴後に真水でかけ湯をして洗い流さないと、湯ただれをしてしまうことがあります。肌の弱い人は避けた方が賢明です。 皮膚病全般(水虫、湿疹)、生理不順
放射能泉 ラドンやトロンなどの放射能性物質を微量含んでいます。
微量の放射線が免疫細胞を活性化すると考えられています。
高血圧、慢性婦人疾患、通風、循環器障害、皮膚病、婦人病、外傷

温泉入浴の効果

温泉はそのお湯に含まれている成分により、普通にお風呂に入るよりも優れた効果が得られますが、温泉の効果はそれだけではありません。 温泉に入浴することによって得られる効果をまとめてみると、次の5つが挙げられます。

  • 温泉成分の効果・・・体に有効な成分の効果で疲労回復と体力向上でパワーアップ!
  • 温熱効果・・・体が温められて血行を改善し、体内の老廃物を排出してリフレッシュ!
  • 浮力の効果・・・浮力により、筋肉や関節への負担が軽減されてリラックス!
  • 水圧の効果・・・全身浴などで受ける水圧により、血管や筋肉を刺激してパワーアップ!
  • 転地効果・・・開放的な広い空間で入浴することにより、自律神経を刺激しリラックス!

温泉の入浴方法

温泉のお湯には、色々な成分が溶け込んでいて、自宅のお風呂に入るのとは入浴のしかたも少し違ってきます。
温泉の効果的な入り方をご紹介します。

  1. 温泉に到着したら、少し休んで気持ちを落ち着けてから入浴する。
  2. 食事の前30分と食後60分は体調を崩す原因になりやすいので、入浴しない。
  3. 飲酒をした場合は、酔いが覚めてから入浴する。
  4. 湯船に浸かる前には心臓から遠い手や足からかけ湯をする。
  5. 湯船に入る時は、ゆっくりと入り、半身浴から始める。
  6. 最初の入浴時間は5分程度に留めて、長湯はしない。
  7. 休憩をした後の入浴は、間に休憩を挟んで2回まで。
  8. 湯温が高めの場合は1回の入浴時間は3分とし、5分程度の休憩を挟む。
  9. お風呂上りは、十分に水分補給をする。
  10. 深夜と早朝は温泉入浴は避けて、温泉に入る回数も最大で3回まで。

昔からある健康回復法「湯治」

日本には昔から「湯治」という温泉で体を療養するという習慣がありました。
一泊や二泊で温泉に行って入浴するのとは違い、最低でも1週間は温泉に滞在し、長期間何度も温泉入浴を繰り返すことによって、病気の治療に当たるというのが湯治です。湯治が広まったのは江戸時代からで、温泉地には湯治場が設けられ、人々は湯治場に滞在し、湯治を行っていたそうです。明治以降に日本が近代化して、西洋より新しい医学が入ってきても、湯治は廃れることなくその存在は残りました。
昭和の戦後になって、一般家庭にお風呂があるのが当たり前になると、湯治を行う人は少なくなってしまい、今では昔ながらの湯治場が地方に残っている程度です。それでも優れた効能を持つ温泉地では、今でも湯治をする人はたくさんいます。
医学の発達した現代においてもまだまだ温泉療養の恩恵は健在ということでしょうか。

現代の湯治のスタイルは、多くは自炊が基本で、ある程度の規模の温泉地では宿泊棟と自炊棟の建物が分かれているようです。
湯治は長期間の滞在が当たり前なので、自炊することによって宿泊にかかる費用を軽減しようということです。
湯治場には、自炊のための炊事施設(共同台所)が備え付けられていて、そこで煮炊きをするようになっています。
現在も残っている湯治場として有名な温泉には、青森県の酸ヶ湯温泉、秋田県の玉川温泉、岩手県の花巻温泉、宮城県の鳴子温泉、群馬県の草津温泉、大分県の別府温泉などがあります。

気軽に出かけられる「日帰り入浴」

温泉と言えば、宿に泊まって温泉三昧!というのが醍醐味と思われる方もいるかと思いますが、忙しい現代人はゆっくり温泉を楽しめる時間を捻出するも一苦労。
そんな時には1日あれば温泉をゆっくり楽しめる日帰り温泉がおすすめです。

共同湯 共同湯は、温泉街にあり、地元の人が利用するために作られた施設です。
その管理は地元の人が行い、銭湯感覚で利用できるように、無料〜300円程度の料金設定のところがほとんどです。地元の人の利用を想定している施設なので、迷惑をかけないように利用させて頂きましょう。
共同湯は素朴な雰囲気も味わえるし、温泉本来のお湯と雰囲気を楽しみたいという人におすすめです。
スパリゾート型日帰り温泉 日帰り温泉の施設にプールなどの遊べる施設も併設しているのがリゾートタイプの日帰り温泉です。料金は他の施設と比べるとプールなどの利用料の分高くなりますが、1日温泉とレジャーの両方を楽しむのにはちょうどいいかもしれません。
日帰り温泉 地方に行くと、新しくて綺麗な日帰り温泉施設がたくさんあります。
そのような施設は平均的に大体300〜500円と安価な料金で利用できます。
郊外に建てられていることが多いので、ドライブがてら出かけるのにもってこいですよ。
温泉旅館 温泉観光地であれば、宿泊しなくても入浴のできる「日帰り入浴OK」の温泉旅館があります。日帰り入浴とお食事と和室での休憩がセットになった「日帰りプラン」を用意している宿もありますので、そういうプランを利用すれば、温泉旅館の宿泊気分も味わえるのではないでしょうか?
宿泊となると料金が結構高い宿でも、リーズナブルな料金で温泉旅館のお風呂を楽しめるというのもいいですね。

温泉で人気のお風呂といえば「露天風呂」

最近の温泉には、様々な趣向を凝らしたお風呂を備えているところが多いようですが、どんなに最新式のお風呂があったとしても、温泉で人気のあるお風呂不動のナンバーワンはやはり「露天風呂」でしょう。
露天風呂 露天風呂とは、屋外に設置されたお風呂のことで、「野天風呂」「野趣風呂」などとも呼ばれます。
元々温泉というものは昔は自然の中に沸いていたものであり、大昔は温泉と言えば露天風呂が当たり前でしたが、現在の露天風呂の多くは、人工的に作られたお風呂がほとんどです。
それでも外の風や空気に当たりながら入浴する露天風呂は、景色を眺められたり、開放感を感じられたりするという室内のお風呂にはない良さがあり、天然の露天風呂ではなくても、露天風呂はやはり根強い人気を誇っていると言っていいでしょう。その証拠に新しく温泉施設がオープンする時には必ずと言っていい程露天風呂が作られているのですからね。

混浴露天風呂

古くからある温泉地の露天風呂では混浴の露天風呂が数多くあります。
元々自然の中にある無料の露天風呂は混浴が当たり前というところもありますが、それ以外に景色がいいところに作られた露天風呂は浴槽がひとつしかないため自然と混浴になってしまうというところの方が多いようです。
混浴と言うと女性の場合なかなか積極的に入浴しにくいかもしれませんが、最近は若い女性でもカップルで一緒に温泉入浴を楽しみたいという人が増えているようです。
どうしても混浴には抵抗があるけれど、露天風呂には入りたい!という女性の方は温泉旅館などの露天風呂なら、女性専用タイムが設けられている場合もあるので、そのような温泉がおすすめです。

 
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入浴剤で人気の温泉はどこ?

時間とお金の余裕があれば、温泉に行ってのんびりした〜いと思うのは人の常。
ですが、日常生活の中では、温泉地に出かけてのんびり…というのは、なかなか実現しにくいというのも現実ですよね。
そんな時に少しでも自宅で過ごすお風呂の時間で温泉気分に浸りたいと思って、入浴剤を利用したことのある方は多いのではないでしょうか?
入浴剤の中でも温泉の名前を冠した温泉シリーズとも言うような入浴剤は根強い人気を誇っています。やっぱり日本人は温泉大好きなのですね。
そんな温泉シリーズの入浴剤で最も人気のある温泉はどこなのでしょうか?
一般に市販されていて手に入りやすい入浴剤の中から、温泉の名前がついた入浴剤約50種類を対象にどの温泉地の名前が多く使われているか当サイトで調査してみました。
製品1つをカウント1として集計し、その結果をまとめてみたところ、堂々の第一位は、北海道屈指の温泉地「登別温泉」でした。
それ以外の詳しい結果は下記の通りです。
この中にあなたの知っている温泉地や行ったことのある温泉地はいくつありますか?

▲上へ

 
 
温泉入浴剤に使われる温泉ランキング
順位 温泉名
第一位 登別温泉(北海道)    
第二位 乳頭温泉(秋田県) 湯布院温泉(大分県)  
第三位 定山渓温泉(北海道) 草津温泉(群馬県) 箱根温泉(神奈川県)
山代温泉(石川県) 新穂高温泉(岐阜県) 白浜温泉(和歌山県)
龍神温泉(和歌山県) 道後温泉(愛媛県) 別府温泉(大分県)
その他 洞爺湖温泉(北海道) 養老牛温泉(北海道) ウトロ温泉(北海道)
阿寒湖温泉(北海道) 十和田温泉(青森県)※ 鳴子温泉(宮城県)
飯坂温泉(福島県) 鬼怒川温泉(栃木県) 伊香保温泉(群馬県)
下呂温泉(岐阜県) 和倉温泉(石川県) 宇奈月温泉(富山県)
南紀勝浦温泉(和歌山県) 有馬温泉(兵庫県) 玉造温泉(島根県)
指宿温泉(鹿児島県)    

※正確には「十和田温泉」という温泉地は存在していません。
十和田湖の近くにある「十和田湖温泉」「十和田湖畔温泉」「十和田湖西湖畔温泉」を総称して便宜的に「十和田温泉」と呼んでいるのではないかと思われます。

お風呂を楽しむ5つのヒント
 

 「入浴方法をよ〜く知るべし!」

  • 健康や美容にもいいお風呂の入り方とは?⇒「入浴法」
  • 人気の入浴方法・半身浴のヒミツ⇒「半身浴」
  • 忙しい時にもピッタリのお手軽入浴方法・足湯のヒミツ⇒「足湯」
  • お湯に入るだけが入浴法じゃない?!今流行りの入浴方法⇒「流行の入浴法」
  • 気分転換にもピッタリ!自宅以外の入浴方法⇒「温泉入浴」

 
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